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芸能界を引退することを発表した中居正広(52)の女性トラブルを巡って、一部社員の関与が疑われるフジテレビの対応に批判が殺到している件。キー局各社も、タレントやスポンサーへの不適切な接待などがないか「社内調査」を表明しているが、NHKは現時点で調査の予定はないとしている。
NHKの稲葉延雄会長は22日、フジテレビ問題について「NHKではハラスメント関係の通報制度がしっかり確立している。同様の事案はないと認識している」と述べている。これには視聴者から批判が出ている。受信料収入を得ているNHKには、番組スポンサー企業への接待はないが、過去の出演タレントへの“献上”疑惑がくすぶったままだからだ。
中居と同じ、旧ジャニーズ事務所に所属していた元TOKIOのメンバー・山口達也氏(53)が起こした強制わいせつ事件だ(起訴猶予処分)。2018年4月に山口氏は、自身がMCを務めるNHK・Eテレ「Rの法則」で知り合った女子高生との間でトラブルが発覚し、事務所を無期限謹慎処分(その後、TOKIOから脱退、契約解除)となった。番組も打ち切りになっている。
フジテレビ問題との違いは、山口氏の事件はNHKがスクープして報道していた点だが……。
「事件が起きたのが2月、発覚したのが4月だったのでNHKの番組サイドの隠ぺいも疑われました。また、被害者がNHKに抗議したという一部報道もありましたが、NHKはいずれも否定しています。この時も、山口さんの自宅内でのトラブルで中居さん騒動との類似性が指摘されています」(週刊誌記者)
NHK側も被害者として、ジャニーズ事務所に怒りを示していたが、一方で週刊文春は《「ジャニーズ帝国」大激震 TOKIO山口達也に女子高生を“献上” NHKの大罪》と題した記事を出している。
「山口さんが被害者の連絡先を知ったきっかけとして、被害者が番組スタッフに言われて連絡先を交換したからと報じていました。NHKはそれに対し、会見も第三者委員会を通した調査もしていない。今回のフジテレビ問題に対して、稲葉会長が『同様の事案はないと認識している』と断言する姿勢に受信料を支払っている視聴者から反発が出ています」(前出)
《2018年『Rの法則』女子高生強制わいせつ事件はNHK局内じゃないからセーフって事ですかね?》
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