SF ワープステーション
1 招待
玄関のチャイムが鳴った。
モニターには、見知らぬ人物の姿が。
「近くのワープステーションが完成しましたので、
お迎えにまいりました。
「おめでとうございます。招待されます。
ロボットのよう
2 迎えの乗り物
玄関に出ると、大きな乗り物があった。
家の前の道路は、6メートルしかない。
「どうぞ」と言われたものの、
入口が分からない。
ドアらしきものが見当たらないのだ。
しかし、不思議なことに、歩いていくと、ごく自然に、
その乗り物の内部へと入り込んだ。
中へ入ると、リビングルームのようになっている。
ソファーのようなものに、腰かけると、
すっと浮き上がったような感じがした。cl、
3 ワープステーション
しばらくたつと、
「到着しました」
うながされるままに外へ出ると、一面の草原。
見たことのない景色が広がっている。
日本に、こんなところがあったのか。
どのあたりなのか。
「38時間キロ移動したところです」
そういわれても、
「時間キロ」の中に方角も含まれているのかもしれないが。
ワープステーションについて、
大まかな説明をしておきましょう。
と、説明を始めた。
「そして、」このワープステーションからは、希望する時空のワープステーションへと移動することが可能です。
当地でも惑星間エネルギーがようやく活用できるようになり、このほど完成をみたものです。
招待された人は、希望する時空への試行移動を体験できます。
どちらがご希望ですか?
「〇▽□・・・」
希望先を告げると、
4 帰宅
規約により、記憶の一部は、直ちに、消去あるいは改ざんされます。
あとがき
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