ココロとカラダを元気にするホルモンのちから
著者 伊藤裕/著 高橋書店
出版年 2017.9
ホルモンの大きな目的は、「ブレないカラダ」をつくること。
私たちは日々、さまざまな影響を受けながら生きてい
ます。
季節が変わったり、生活環境が変わったり、仕事や上司が変わったりすると、
カラダやココロにも変化が表れます。
そのうちいつもの状態に戻ります。
このように、なにか変化があったとしてもベストな状態へと戻すのが、
ホルモンの代表的な働きです。
ホルモンは少しの変化も見逃さず、「ブレないカラダ」を保ってくれています。
ホルモンはなにでできているのかというと、
たんぱく質を構成しているアミノ酸からつくられるものと、
コレステロールからつくられるものがあります。
効果を発揮するスピードが異なり、
アミノ酸系は変化をすぐに感じとってパパッと反応する
コレステロール系はゆっくりジワ~ッと反応する。
代表的なホルモン
アミノ酸系
ドーパミン (P.28)
セロトニン (P.31)
成長ホルモン (P.34) など
コレステロール系
コルチゾール (P.35)
エストロゲン (P.46)
テストステロン (P.47) など
男性ホルモン
テストステロン
男らしさの塊
テストステロンにより、脳は、冷静に状況を判断、物事をバシって決められる
たくさん出して、上を目指そう
いやいやながら続けていると
ダイエットを決意し、ウォーキングやランニング、筋トレなどを開始。
しかし、もともと運動は苦手。
ストレスがたまるばかりです。
ホルモン的に見ると、イヤイヤ続けていると逆効果。
やせるどころか、太ってしまうことも。
ルチゾールにありました。
不快な思いをすると、コルチゾール(通称「ストレスホルモン」)が分泌され、
ストレスから体を守るために働く。
コルチゾールはこ、筋肉を減らし、脂肪をため込む性質がある。
筋肉が減ると基礎代謝量(生命を維持するために使われるエネルギー量)が下がり、
やせにくい体になってしまいます。
そのうえ、脂肪はどんどんため込まれてしまう。
運動も、食事制限も、ストレスを感じてまで続けないように。
気分がのらないときは、いっそお休みしても。
自分なりに無理なくたのしく続けられる方法を見つけることが、成功の近道。
睡眠不足
朝、すっきり目覚められず、昼間もあくびをしてばかり。
夜のスマホやパソコンの使い過ぎで、メラトニンの働きが鈍っているのかもしれません。
メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、体を眠りへといざなうホルモン。
夜にブルーライトの光を見続けていると、脳が誤作動を起こし、
この睡眠ホルモンの分泌が妨げられてしまう。
よく眠ることができないと、体の疲れもなかなかとれません。
メラトニン分泌のしくみ
通常、日中は脳内でセロトニンというホルモンが働いている。
セロトニンのおかげで体は「活動モード」になります。
そして、夜暗くなるとセロトニンは減り、
それと入れ替わるようにメラトニンが働き始めて「睡眠モード」になっていく。
ミトコンドリアにグレリンのパワーを注入させるポイ
ントは、グ~ッと音が鳴るまでおなかをすかせること。
これで、グンと分泌が高まります。
また、グレリンとともに注目すべきなのが、
血管を広げる2つのホルモン
心臓から出るナトリウム利尿ペプチドと、血管か
ら出る一酸化窒素です。
どちらも運動などで血行がよくなったときに分泌されます
ミトコンドリアを元気にする働きがあります。
体を定期的に動かすことで、ミトコンドリアが元気になり、
バテにくい体をつくれる。
30分程度の散歩でも効果がある
毎日続けて、
ミトコンドリアの力をアップさせょう。
ドーパミンの出し方増やし
保守は失敗する
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