「報復」恐れる 共和党議員

「アメリカ第一主義」を掲げ、強硬な関税政策などをすすめるドナルド・トランプ米大統領。

そんなトランプ政権の予測不能な動きに、身内の共和党議員から不安視する声が上がっている。トランプ米大統領 / Via SAUL LOEB / AFP via Getty Images

トランプ米大統領 / Via SAUL LOEB / AFP via Getty Images© BuzzFeed Japan_Microsoft

アラスカ州選出のリーサ・マーカウスキー上院議員は4月14日、同州最大の都市アンカレッジで開かれた、非営利団体や同州の先住民族の首長が集まる会議に参加。

現在の政治情勢に「恐怖を感じている人々とどう向き合うか」という質問に、「私たちはみんな恐れている」と胸中を明かした。

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「私もよくわからない、これまで経験したことのない時代と場所にいます」

「そして、自分の声で発信することに不安を感じることがよくある。なぜなら報復があるからです」

「でも有権者に託してもらったからこそ、私は精いっぱい声を上げるつもりです」MSNBC / Via youtube.com

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マーカウスキー氏の発言にあった「報復」が、具体的に何を指すのかはわかっていない。

ただ、トランプ氏による何らかの措置を身内が恐れていると示唆している可能性が高い。地元紙Anchorage Daily Newsによると、会議ではトランプ政権への批判的な意見が上がっていた。

マーカウスキー氏の率直な告白に、X では「『大統領を恐れている』と率直に発信してくれてありがとう」「これでもまだ、他の共和党議員は沈黙を続けますか?」「彼女は民主党員だ。なぜ共和党の“化けの皮”を被り続けるのか意味不明」など、さまざまな声が上がっている。

マーカウスキー氏は、元アラスカ州知事のフランク・マーカウスキー氏の娘。

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現在、上院議員の娘リーサ(左端)と、元知事の父フランク(左から2番目) / Via Instagram: @senlisamurkowski

2002年、当時上院議員だった父フランクが州知事選に当選し、その空席を引き継ぐ形で就任した。

共和党の中でも数少ない中道派で、重要な決議ではどちらに投票するか予測できない浮動票「スイング・ボート」の1人として知られている。同氏はトランプ氏の大統領1期目から、たびたび政権への批判 を展開してきた。

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