【ワシントン=高見浩輔】米労働省が5日発表した8月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月から2万2000人増えた。伸びは市場予想の8万人程度を下回った。
失業率も上昇し、雇用の減速は鮮明だ。米連邦準備理事会(FRB)への利下げ圧力が強まる。
6月分は下方修正で減少に転じた。
6月は1万4000人の増加から1万3000人の減少に修正された。
就業者が減少したのは新型コロナウイルス禍で混乱した2020年以来。
それを除けば10年9月以来、およそ15年ぶりだ。
7月の伸びは7万3000人から7万9000人に修正された。
2024年は月平均で16万人を超えており、勢いは鈍っている。
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