トランプ フィリバスター(議事妨害)ルール 廃止強行採決 求める

上院共和党議員 トランプの呼びかけを拒否

フィリバスター(議事妨害)ルールの廃止

[ワシントン 5日 ロイター] – 米上院共和党議員らは5日、米国史上最長の政府機関閉鎖を終わらせるためにフィリバスター(議事妨害)の廃止を求めるトランプ米大統領の呼びかけを拒否した。共和党がこれまで忠誠を誓ってきた大統領の要求を拒否するのは極めて異例。

トランプ大統領は5日、共和党が自らの立法課題を可決できるよう、議会上院でのフィリバスター(議事妨害)ルールの廃止を改めて呼びかけた。

トランプ氏は上院議員らに対し、「われわれは政府を再開しなければならない。それを実現する方法はフィリバスターを廃止することだ」とし、「今がその時だ」と述べた。

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しかし、国会議事堂に戻った共和党議員らは記者団に対し、フィリバスターを廃止するつもりはないと表明。上院共和党トップのスーン院内総務は「問題に関する上院での票読みはしている。それ(フィリバスター廃止)は実現しない」と述べた。

上院のフィリバスターに関して強硬な姿勢を取ることは、共和党の対応の変化を意味する。これまで共和党は、トランプ氏による議会権限弱体化の試みを軽視してきたほか、一般的な資格を欠く閣僚人事を承認し、一方的な通商政策にもほぼ目をつぶってきた。

このほかトランプ氏は、民主党が3戦全勝を果たした前日の主要地方選挙について、政府機関の一部閉鎖が一因になり、共和党にとって思わしくない結果になったと述べた。

トランプ氏はホワイトハウスで共和党議員に対し、民主党は政府機関の一部閉鎖で想定されたほど打撃を受けていないとの考えを示したほか、政府機関の一部閉鎖で株式市場のほか、低所得者向けの食料品の購入支援事業(SNAP)や航空各社の運営状況に影響が出ていると指摘。

フィリバスターが廃止となれば、共和党は法案の強行採決によって政策を実現し、政権維持につなげることができると主張し、民主党が政権を奪取するとの懸念を否定した。

政府閉鎖は36日目に入り、2018年12月から19年1月までの第1次トランプ政権における過去最長の35日を上回っている。

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