ロシア軍無人システム部隊の志願兵を募集する街頭広告=1月28日、北西部サンクトペテルブルク(AFP時事)
ロシアのプーチン政権は、ウクライナ侵攻で無人機を運用する専門部隊の人員拡充に乗り出した。カギとなるのは、ゲームさながらにドローンを自在に操れる若年層。学生の2%以上を志願兵として「動員」するよう主要大学に通達があったと報じられており、波紋が広がっている。
前線などで飛び交うドローンは、21世紀の戦争の在り方を変えたと言われる。専門部隊の創設はウクライナが先行。友好国イランの技術に頼ってきたロシアには、遅れを取り戻そうとする焦りがあるもようだ。
専門部隊の名称は「無人システム部隊」。昨年11月に発足し、今年に入って志願兵募集の街頭広告が増えた。複数の独立系メディアによると、ファリコフ科学高等教育相が年初に開かれた主要大学の学長らとの会議で、学生数の2%以上を「動員」する目標を伝達した。全土の男子学生は約220万人とされ、発言通りなら少なくとも約4万人を志願させる計算だ。
一方、このほど流出した内部文書によると、国防省は年内に無人システム部隊に約8万人を確保。うち約6万人をドローンに精通した大学の学生・卒業生らから採用する計画を立てている。
ペスコフ大統領報道官は今月2日、これらが「事実かどうか知らない」と確認を避けつつ、無人システム部隊の人員を集めることが必要だという認識を示した。

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