アートの貸し出し  サブスクリプション(定額利用)サービス

アートの貸し出し  サブスクリプション(定額利用)サービス

障害者が描いた絵を貸し出すサブスクリプション(定額利用)サービス

就労支援の事業所通して貸し出

用料は月3300円から

収益の半分を作者に還元

障害者の経済的な自立につなげるねらい。

事業が始まったきっかけは1年ほど前。身体・精神障害を抱える人たちの就労支援事業所で職員をしている友人から、障害者が制作したアート作品が、活用されていない

現状を聞いた。オンラインで販売はしていたが、「営業担当がいるわけでもなく、作品だけが積み重なっていく状態」だったという。

そこで、様々なサブスクを紹介するウェブメディアを手がけていた岸さんが、アートの貸し出しを考案。

同じ悩みを持つ就労支援事業所に声をかけると、大阪や福岡など全国から500点以上の作品が集まった。

作品を購入して 展示

給湯器の部品製造などを行う「エスコアハーツ」(兵庫県稲美町)のエントランスには、1辺が1mほどの絵画が飾ってある。中心に描かれた櫻木の周りに、化学式があしらわれた独特な作品だ。赤や青、水色で鮮やかに彩られた木の幹が目を引く。

階段と会議室に飾られた2枚の抽象画も含め、双極性障害や注意欠如多動症(ADHD)をもつ作家らの作品だ。エスコアハーツ社長の新田博哉さん(43)は「生きている中で感じたいろんなことを表現しているのだと思う。どんな人が描いたのか想像すると楽しい」と話す。

岸修平社長(44)は「お金をちゃんと障害者の方まで回していきたい」と

作家 専門的に学んだ経験がある。昨年から就労支援事業所に通い始め、20点近くの油絵やデジタルアートを制作してきた。

手がけた作品をきっかけに、子ども向け絵画教室の講師役を頼まれるなど、活躍の場を広げている。

「経験を積んでいつか独立したい。サブスクをきっかけに、次の仕事につながるかもしれない」と期待する。

サブスクサービス開始から約2カ月、10社ほどと商談を進めている。岸

さんは「サービスを通して障害者の社会参加につなげたい」と話している。

(魚住あかり)

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