トランプ「暴君政策」はプロレス

プロレスラー・TAJIRI緊急寄稿!トランプ「暴君政策」はプロレスのアングルだ!(3)クレイジーな独裁者の失脚

プロレスラー・TAJIRI緊急寄稿!トランプ「暴君政策」はプロレスのアングルだ!(3)クレイジーな独裁者の失脚© アサ芸プラス

「多くの同胞が強制送還されてしまうかもしれない。彼が大統領になったことはプロレスマニアにはおもしろい出来事かもしれないが、我々メキシコ人にとっては家族離散などの大きな災いをもたらすものだ」(カリフォルニア州在住、47歳・メキシコ人元レスラー)

あらかじめ断っておく。彼はグリーンカードを取得しているが、同じ勤務先で働いている同胞の清掃員、近辺住民らの多くは不法滞在だという。そして最後に紹介するのが、こちらのコメントだ。

「良い点も悪い点もある人物だが、リーダーシップとカリスマ性は最高にすばらしい。しかも政治をまるでプロレスのように執り行うのが興味深い。だが彼が大統領として支配する向こう4年間、アメリカはさらにお互いが不親切となり、人種差別の多い国となるだろう」(ニューヨーク州在住、41歳・黒人男性レスラー)

WWEを世界的組織にまで作り上げたビンスは、あらゆるプロレスの手法で人心を巧みに操り、世界規模の地位と名誉と財産を得た。ビンスとトランプはまるで合わせ鏡だ。良くも悪くもすべてがクレイジー。しかし昨年、片方のクレイジーであるビンスは女性スキャンダルがきっかけで独裁者並みのパワハラ・セクハラが発覚し、世の中から忽然と姿を消した。それはトランプの未来を暗示する出来事なのだろうか。

ちなみに先に記載したコメントはどれも、意図的に反トランプ派をチョイスしたわけではなく、自然と集まったものであることを念のため書き記しておく。

イリュージョニストであるトランプが中心軸となるであろう、今後の世界情勢。我々はイリュージョン‥‥いや、最後はあえて「プロレス」と言ってしまおう。我々はプロレスを理解することで、激動の世界の解像度が上がって見えてくるものなのかもしれない。

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