非常持ち出し袋は一次と二次に分けて
まず、非常持ち出し袋の考え方から整理しましょう。非常持ち出し袋は、1次、2次に分けて、入れるものを考えることをお勧めします。
1次 発災直後、避難する時に持ち出すもの
背負って走って逃げられる重さ
、
2次は、避難所で生活するために家に取りに戻るもの
ママバッグ
余裕があればママバッグも持って避難
優先順位の第1位は「体の一部になるもの」
薬など、それがないと命をつなぐことが難しくなるもの
これらのものは、自治体で備蓄していません
支援物資でも届きません。たとえ届いたとしても、時間がかかります。
できれば、予備のものを購入して入れておく
携帯トイレも入れておく
避難所など公共のトイレは長蛇の列
せめて1日分の携帯トイレを入れておくといい
目隠しになるポンチョなども入れて(防寒や着替える時にも役立ち)
トイレットペーパーも必要
紐を一緒に入れておく(首から下げて使えるので、トイレ内でトイレットペーパーの置き場に困らない)
アルコールの入っていないウェットティッシュ
手をふさぐ懐中電灯よりも身につけられるライトを
続いて優先順位が高いのが、避難する時に使うものです。
夜の避難で必要な照明器具(懐中電灯は手をふさいでしまうので、ヘッドライト、ネックライトなどがお勧め)。
レインウエア(雨が降っている中、避難することも想定されるので)
できれば、防水透湿素材
雨に濡れないだけでなく、汗による蒸れも防いでくれる
濡れてしまうと、低体温症のリスクも高まる
外からも中からも濡れないようにしましょう。
(雨の日、自転車での送り迎えや、山登り、アウトドアでも活用できる)
応急手当てセット 避難途中にケガをすることも考えらる
簡易スリッパや靴など。
軍手 できれば革製の手袋をお勧め。
軍手は濡れると使いづらい
釘や木片などは突き抜けてしまう
アウトドア用の防水の手袋も良いかも
ホイッスルをリュックの肩紐のところにも付けておく
瓦礫の下敷きになった時や防犯対策に
熱中症対策、防寒対策
夏は熱中症対策グッズも。
カイロ
夏場も入れておくと役立つ
防寒保温シート
寒さだけでなく雨対策にも使えるので、一年中入れておきたい
他の人への配慮として静音タイプがお勧め。
ハザードマップも非常持ち出し袋の中に入れておけば、紛失する心配もありません(事前にチェックしておきましょう)。
ヘルメット 地震の場合は、落下物から頭を守るために
水や食料
非常持ち出し袋に入る量や走れる重さを考えると、1日分が限界
水は、衛生面を考えると、短時間で飲み切れる500ミリリットルがお勧め。私は3本入れています。
食べ物は、できるだけ、調理不要、その場でパッと食べられるもの。
空腹をしのぐ
栄養補助食品 栄養不足になるので
サプリメント 3日分ほど小分けにして入れおく
スプーンなどカトラリーも忘れずに。
マイ体温計
多めのマスク、アルコール消毒液にウェットティッシュ
ビニール手袋。(手を洗えない場合もある)
口腔ケアグッズ(歯ブラシやフロスなど)は必ず家族全員分。
歯磨きは水ですすがなくても効果がある
ブクブクうがいをして吐き出すだけでも むし歯を防ぐ効果があります。
(初公開日:2025年7月11日)
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