そうきたか トランプ、エプスタイン事件担当検事を 突如解任

連邦捜査局のジェームズ・コミー元長官の娘であるコミー氏は16日、マンハッタン連邦地検の検事補の職を解かれた。

司法省はAFPの取材に対し、「人事についてはコメントできない」として、コミー氏の解任についての確認を拒否した。

ニュースサイト「ポリティコ」は、連邦検察庁で10年間勤務したコミー氏が元同僚に送ったメッセージを公開した。その中でコミー氏は、司法省から理由も示されずに「即時解任」されたと述べるとともに、同僚たちに「恐怖」に屈しないよう呼び掛けた。エプスタイン事件担当検事、突如解任

エプスタイン事件担当検事、突如解任© (c)Bryan R. Smith/AFP

コミー氏は、「キャリア検事が理由もなく解任されるのなら、残った人たちの判断にも恐怖心が入り込む可能性がある」「そんなことがあってはならない。恐怖は暴君の道具だ」と訴えた。

司法省は1週間前、長年トランプ氏に敵対してきた彼女の父親に対し、具体的な内容を明らかにしないまま刑事捜査を開始したことを認めた。

また、トランプ氏に対し、エプスタイン元被告に関する捜査資料の公開を求める圧力が高まる中での解任となった。

コミー氏は、エプスタイン元被告の事件を担当した検事の一人だった。この事件はエプスタイン元被告の死によって裁判には至らなかった。

コミ―氏はまた、エプスタイン元被告の活動に関連して刑事告発された唯一の元側近であるギレーヌ・マクスウェル受刑者も起訴した。

トランプ氏は1月の就任以来、元政府職員の機密情報アクセス権限を剥奪したり警護対象から外したり、自身に対する過去の訴訟に関与した法律事務所を標的にしたり、大学への助成金を停止したりするなど、敵とみなした者に相次いで懲罰的措置を講じている。(c)AFP

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