タイプ0、IV、V文明


スケールの最も直接的かつ仮設的な拡張として、
宇宙全体を制御または使用できるタイプⅣ文明と、
複数の宇宙の集合を制御できるタイプV文明がある。

また、カルダシェフスケールに載らないタイプ0文明も考えられる。

可視宇宙の出力は 1045 W の数桁以内である。
このような文明は現在の科学的知見に基づく推測の限界に近いか、
あるいは超越しており、存在不可能かも知れない(フェルミのパラドックス)。

Zoltán Galántaiは、そのような文明は自然の働きと見分けがつかない(他に比較可能なものが無い)ため、検知できないと主張した[17]。理論物理学者ミチオ・カクは自身の著書で、
例えばダークエネルギーのような「超銀河的」なエネルギー源を利用できるタイプⅣ文明を取り上げた[18]。

科学ジャーナリストのジョリーン・クレイトン(英語版)は、タイプⅠに到達していない惑星文明は基本的にはタイプ0文明であると述べており、
タイプ0.1は原始時代、タイプ0.2は火の発見程度であると細分している[19]。

クレイトンはタイプⅣ文明は一つの銀河系を超えて複数の銀河群や銀河団、或いは超銀河団以上の範囲を支配できるに至った文明であり、
宇宙のインフレーションに伴う加速膨張を飛び越えて移動可能となった時点で、
事実上観測可能な宇宙全体を支配可能であると見なされる段階であるとしており、
タイプⅤ文明は観測可能な宇宙を超えて、多元宇宙へと進出、或いは宇宙その物の創造すら可能となったとされる段階であり、
事実上宗教における創造神に等しいとも記述している[20]。

タイプⅣ以上の拡張はサイエンス・フィクションに近いものであり、論者によってその分類は様々である。

SF作家のベロニカ・シコエはタイプⅤ文明は多元宇宙へ進出可能となった段階、
宇宙の創造が出来る段階はタイプⅥ文明であるとしており[21]、
Kurzgesagt – In a Nutshellは複数の銀河への進出から一つの超銀河団を支配するに至る段階をタイプⅣ文明、
複数の超銀河団から観測可能な宇宙全体を支配するに至る段階をタイプⅤ文明、
多元宇宙の進出から宇宙の創造へ至る段階をタイプΩ文明と分類しているが、
人類文明を参考にした動機の均一性(英語版)で、
ある地球外文明の技術水準や行動理念の推測が可能であるのは精々複数の恒星系への進出を開始したタイプ2.5文明程度までであるとも述べており、
タイプⅢ以上の文明の内容を推測する事は、蟻塚のアリが人類文明を認知するレベルの困難さが伴う為であると結論づけている[22]。

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